
卒業記念レースを優勝した沢田桂太郎(左)と川上いちごの肩を抱く神山雄一郎所長
一年の成果を川上いちごが旬の時期に収穫した。最終Hで在所1位の小原乃亜が落車する波乱。何とかアクシデントを避けて2コーナー6番手から踏み上げると、グングン加速。最後は同県の山田南を競り落として1番にゴールを駆け抜けた。川上は「落車事故があったので、素直には喜べない。優勝というよりも、ショックが大きい。ただ、自分の力を全て出せたのは良かった」と同期を思い笑顔はなかった。
小学校の教員だったが、陸上競技時代に培い、鍛え続けた脚を生かせると思い自転車の道へ。「先生も素晴らしい職業だが、今しかないと思った。当時の周りの教員も応援してくれているし、子供たちも応援してくれている。自分が有名になって私の背中を追ってほしいし、自分も頑張らないといけない」と、かつての教え子たちが頑張る原動力になっている。
デビュー後は卒記クイーンの肩書は付いて回る。「そこは意識せずに謙虚に、たくさん練習してルーキーシリーズから積極的にレースをしていけたら。これから、ここからがスタート地点と思って上を目指していきたい」。選手としての旬はまだまだ先に違いない。
◇川上 いちご(かわかみ・いちご)1999年(平11)4月6日生まれ、千葉県出身の26歳。千葉大卒。大学卒業後は小学校の教員を3年務めたが、ガールズケイリンの広告を見て、「この脚を生かせるかもしれない」と一念発起。師匠は浦部郁里(千葉=102期)。1㍍59、63㌔。血液型A。


